★牛とバスを待った3年間


約20年前のある日、小学1年生だった僕の耳に信じがたい言葉が親の口から言われた。

来年から「インドに引っ越します」



んっっっっっっっっっ????インド?はいっ???えっどーゆーこと?

幼き頃の僕には、何のこっちゃ全く分からずにただただ「?」だけが頭の中に湧いてきた。

ただでさえ日本に生まれてきて6年、地元にも慣れていなかったのに、いきなりインドに引っ越すとはもうそれはパニック。

そもそもどこにあるのか、国なのかもよくわかっていない状態で、不安でしかなかった。

でも、今考えるとよくわかってない状態だったから行けたのかもしれない。

クラスにてお別れ会をやってもらい、おじいちゃんおばあちゃんとも別れを告げ、
いざ、インドへ。

今のインドはだいぶインフラも整ってきて、経済発展も著しい国となっているが、
20年前のインドは、道路も大きい道ぐらいしか整備されておらず、空港も古びていて、
小学2年生の僕の不安を加速させた。

そして何よりも1年ぐらいで帰れるのかと思っていたら3年もいくという衝撃の事実に発狂したのを今でも覚えている。

親の仕事の関係もあり、日本人学校学校に通うこととなり、現地の学校に行くのかと思っていた僕は、
何とか正気を保っていた。

そして日本人学校は1つしかなかったため、家から遠い居場所にあったため、
登校は、日本ではあまり考えられないバスでの登校だった。

緊張で震えていた僕をよそにしっぽを振って待ってくれたのは、
日本のとは違い、白黒でもなく、太ってもなくガリガリの本当に神の遣いとして大切に扱われているのか謎「牛」だった。

ただその牛でされ、初の登校で緊張した僕には嬉しかった。

より詳しい内容はまたいつか。




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